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作品の表題
黄門記童幼講釈 (こうもんきおさなごうしゃく) 俗説美談黄門記
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役名
藤井紋太夫(徳昭)
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コマ絵
九世 市川團十郎の 水戸黄門公(徳川光圀)
解説
水戸黄門として知られる徳川光圀にまつわる事件を元にした内容と考えられる。1694(元禄7)年11月23日、小石川にある水戸藩邸で能会が開催されている。前藩主である光圀は一番舞ったが、途中で台詞を忘れて楽屋へ下がる。食後、光圀は人払いさせて家老・藤井徳昭(ふじいのりあき)を楽屋に呼びつけ斬りつける。徳昭は幕府側用人・柳沢吉保(やなぎさわよしやす)と結託し、光圀乱心の噂を立てることで、光圀の失脚を企てていたとの噂がささやかれたが真相は分からず。