-
作品の表題
菊訥鈷博多新織 (きくとっこはかたのしんおり)
-
役名
お半
-
コマ絵
四世 助高屋高助の 帯屋長右衛門
解説
京都・桂川で娘と中年男の死体があがったというスキャンダラスな事件をもとに生まれた作品。現在は『桂川連理柵(かつらがわれんりのしがらみ)』のタイトルで上演されている。分別ざかりの38歳の長右衛門は、父娘ほども歳の違う14歳のお半と、ふとしたはずみから石部の宿で男女の関係になってしまう。お半は伊勢参りの帰りだった。長右衛門は、お半を妻・お絹の弟と縁組させようとするが、懐妊しているのでせっぱつまり、お半は書置きを残して桂川に向かう。長右衛門を追い出そうとする継母と義弟の悪計から夫をかばう妻・お絹を残して長右衛門も桂川へ向かい、お半と連れだって心中するのであった。